凡人の逆襲 神田昌典×平秀信
- 作者: 神田昌典,平秀信
- 出版社/メーカー: オーエス出版
- 発売日: 2002/12
- メディア: 単行本
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序章 あなたの仕事は宝の山
・中途半端な怒りだったら独立するな。今の会社で実力をつけて時期を待て
・今までの経験を無駄にはしなかった。無駄にしないどころか、全部利用したと言ってもいい。自分がまかされた仕事を工夫して成果を上げた。成果の挙った方法を記録しておいた。
そこに様々なジャンルの本から得た知識を加え、実践してきただけ
第1章 あなたも逆襲できる
・「独立起業型ウィルス」に感染する人
→自分がやっている仕事と違う仕事を選ぼうとする。新しいわくわくする世界が待っていると勘違いしてしまうのだろう。しかし、そんな世界はない。
・最短距離で成功する道は一本しかない。それは今の仕事に価値を見いだすこと
→他人の事例をみて、がむしゃらに食らいつき、何か得ようとする人と、はじめから関係ないと決めつける人の差は大きい
・会社でなら失敗できる。会社のお金で試させてもらえる
・何をやってもうまく行く。困ったことは起きない。そう考える
・結局、自分の仕事がつまらないと言うのは、あなたが自分でそう解釈しただけのことなのだ。そのたったひとつの解釈がつまらないあなたを作り出している。
・あなたが独立を考えずに、今の会社で頑張る。仮にそう決めたとしよう。それは懸命な決断かもしれない。でもこれが安定を選ぶという考えであるなら、たぶんうまくいかない。
なぜなら安定などというものは今の世の中にはないからだ。強いて言えば、変化に対応していくものだけが安定していると言える。
・サラリーマンを続けるにしても、自分の力を今いる場所で試したいと考えるならOK
・そして月日が経ち、私は独立するだけの十分なスキルを身につけた。会社にも貢献した。独立後の仕事に対しても明確な動機がある。このときこそ独立するべき
・成功する人の5つの特徴
①積極的に変化しようとする
②勉強熱心である
③受け身の生き方はしない
④素直である
⑤物事を前向きに表現する
第2章 今までの陳腐な経験を金ぴかに変える方法
・毎日働く現場での知識を世に出せば、喜ぶ人は沢山いる
・会社のノウハウではなく、自分自身でアイデアを出し、それを現場で試してみてうまく言った経験を記録しておく。それがノウハウ
・アイデアを出せるとき
①追いつめられたとき
②問題から開放されたとき
・どんなに発想力のある人でも、自分でやったこともない仕事のアイデアなどでない。アイデアというのは経験してきたことからしか生まれない
・ノウハウとは簡単ですぐに効果があるものに他ならない。その道のプロしか分からない難解なものはノウハウではない。
・本当に人のまねをするのなら、その人間の内面を見なければならない。勉強の仕方であり、情報の集め方。これこそ内面の部分である
・本を選ぶのにいい方法。自分が困っていること、不安なこと、怒りに思うこと、それらを解決できそうな本を選ぶ。
・1:29:300の法則(ハインリッツの法則)
→1件の死亡事故の陰には、29件の重大なミスが潜んでおり、29件の重大なミスの陰には300件のひやっとする小さなミスがある
→アイデアもこれと同じ。一つのずば抜けたアイデアは29のキーワードを使い、それから連想する300の言葉がある
第6章 逆襲する前に
・独立だけが人生ではない。今の会社で精一杯学び、来るべき章らに向けて待つことも重要。学びの時間が長ければそれを吐き出している時間も長い。
独立してしまうと学の時間は極めて少なくなる。サラリーマンなら会社の金で勉強できる
・問題解決をするのが楽しい。と思えなければ、起業人には向かない
・ユニーク・セールス・プロポジション
→他人には負けない。なんでもいい。電話に出るのが一番早いでも、整理整頓は日本一うまいでも
・USPを紙に書いていく。それがマニュアルになる。この作業を繰り返してキングファイルくらいになったら独立の時期かもしれない
・これからは頭を使おう。頭を使うって言うのは考えるということ。ほんの少し考えるだけで人生は変わる
・成功者の共通点は自分のやってきたことにすべてOKを出せるってこと